あべのべあ愛社日記vol.12

リノベーション賃貸レジデンス事業ほか編

リノベーション賃貸レジデンス事業ほか編
国内外の注目プロジェクトを紹介するよ。

リノベーション賃貸レジデンス事業を新たにスタート。
第1号物件は、「Refio成増」(東京板橋区)。

今回は、近鉄不動産が手がける3つの注目プロジェクトをご紹介。まず1つめは、昨年の夏から参入した「リノベーション賃貸レジデンス事業」です。その第1号物件となる「Refio成増」の入居が2017年8月から始まり、現在は全28戸が満室となっています。洗練されたデザインをはじめ、プライバシーを保ちつつシェアハウスのような暮らし方も愉しめることが評判となり、テレビのニュース番組が取材に来るほど、注目を集める賃貸マンションに。あべのべあも、どんなマンションなのか、ワクワクしている様子です。

※2018年1月時点


「Refio成増」エントランス

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ハイクオリティな賃貸レジデンスへ。
共用施設もバリューアップした一棟リノベーション。

事業計画を担当した後藤さんは、「デザインや素材、ライフスタイルなどにこだわりのある30代前後の単身の方をメインターゲットに、“本物をつくる”ことを追求しました」と話します。エントランスには天然材を使用し、ユニークな仕掛けも。また、「Refio成増」の大きな特長は、入居者同士の交流会やホームパーティなどができる「コモンスペース」を用意したこと。建築・商品企画を担当した福田さんは 「普通のワンルームでありながらシェアハウスみたいな暮らしができるマンションにニーズがあることもわかり、交流スペースをつくりました」と教えてくれました。

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エントランス

エントランスオートドアとエントランスホール

エントランス

エントランスオートドアとエントランスホール

「エントランス部分は、広くて豪華なものではなく、ある仕掛けによってオンとオフを切り替える空間にしたかったんです」と福田さん。建物の入口を狭く設計し、少し薄暗い空間を歩いていくと一見、壁にしか見えない隠し扉のようなオートドアが。ドアが開くとその先は真っ白な空間となっています。「空間を絞り込み、暗い所を通ってパッと明るい空間に出る。そんな黒と白の対比を明確にした仕掛けをつくることで、出勤時や帰宅時に気持ちが切り替えられることを意識しました」

コモンスペース

キッチンや高級家電、スクリーン、プロジェクター、フリーWi-Fiなどを完備。竣工当初、近鉄不動産主催の入居者交流会を行い、大いに盛り上がったとか。

屋上ウッドデッキ

屋上には開放感あふれるウッドデッキを設置。気分転換をしたり、のんびり日なたぼっこが楽しめます。


無垢フローリングなど素材にこだわった室内。
全28戸11タイプの多彩なプランをご用意。

“本物をつくる”という想いは室内にも。「本物の木を張った無垢フローリングを採用し、素材の質感に非常にこだわりました」と福田さん。

間取り図をクリックすると拡大表示します。

キッチンには、IH 2口コンロを備えたほか、カラーモニター付インターホン、宅配ボックスなどを完備。後藤さんは「ソフト・ハードの両面で30代の方のニーズにできる限り応えられるものを用意いたしました」と話します。

空間のアクセントとなるアーチを設けた部屋を用意するなど、デザインにこだわったほか、植物を吊したり、収納としても利用できるアイアンバーを設置し、ワンルームでありながらバス・トイレを分離(一部3点ユニットバス)するなど、使い勝手にも配慮。

ロフトのある部屋やキッチン一体型ワイドカウンターを設置した部屋など、間取りプランは11タイプもあります。福田さんは「多様なニーズにお応えし、“人と違う”デザインを好む方に満足していただくために、多彩なプランをご用意しました」

あべのべあ

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「Refio成増」担当者にインタビュー

「Refio成増」を手がけた福田さんと後藤さんに、プロジェクトについて詳しくお聞きしました。

若手を中心に部署を越えたプロジェクトチーム

後藤さん:「Refio成増」は、近鉄グループ企業が所有していた寮を活用したプロジェクトです。リノベーション事業は、これまであまり事例がなく、せっかくなら若手に任せてみようという会社の方針で、若い社員が部署を越えて集まり、プロジェクトチームが発足しました。

「自分でしっかり考え、責任を持ち、結果が伴うのなら自由にやっていい」と言われて、すごくうれしかったです。思いっきりやってやろうと意気込みました。よいマンションを追求しながら事業としての収支をしっかり考えるのは、苦労が多かったですが、現在は満室になっていて、入居者の方からも「他にはないマンション」と喜んでいただき、やり甲斐がありました。とてもよい経験になり、僕たち若手に任せてくれた上司にも感謝しています。

住まい方のトレンドを探りながら

福田さん:部署の垣根を越えてプロジェクトを進めることも、リノベーション事業もどちらも初めてのことで、いろんな議論を交わしたり、工期が遅れないかドキドキしたり、大変でしたけど、とても楽しい仕事でした(笑)。

ターゲットが自分と同じ世代で、商品企画は「自分はこんな賃貸マンションに住みたいな」というところからスタートし、シェアハウスでの暮らし方も叶えつつプライバシーも守れる、いいとこどりのマンションをつくろうと。シェアハウスのニーズが高いという裏づけをとりながら、30代前後の方の住まい方のトレンド、感度の高い人が魅力に感じるものを探り、商品企画を進めていきました。

事業計画担当 後藤 渉(首都圏事業本部 企画情報部)

こだわったのは住まいとしてのクオリティ

福田さん:近鉄不動産のマンションに住んでいただく。この点が最も重要視したことです。デザインなどの見た目だけでなく、リノベーションする上で目に見えない所の経年劣化をしっかりチェックして改修しました。

後藤さん:最近、住まいやオフィスでもリノベーションが行われますが、見た目だけをよくするケースが少なくありません。近鉄不動産としてはそういうわけにはいかない、という想いで、住まいの基本的なクオリティをしっかり確保した上で、デザインや素材、間取りの変更などプラスアルファの部分を考えました。

今後のリノベーション事業や住まいづくりに向けて

後藤さん:今回の経験やノウハウを活かして、オフィスや商業施設、ファミリー向けのマンションなど、新しいカテゴリでもリノベーション事業を積極的に行っていきたいですね。立地や築年数など課題のある物件に対して、自分たちの力でいかにバリューアップさせるかを重視して取り組みたいと考えています。

福田さん:いかに付加価値を付けて、住まう方に喜んでいただくかという考えは、分譲マンションでも同じことなのですが、今回、シェアハウスの要素を盛り込んだように、これからも新しい住まい方を発信していきたいと思います。

建築・商品企画担当 福田 隆博(首都圏事業本部 分譲事業部)

INFORMATION

Refio成増(リフィオ成増)

<所在地>
東京都板橋区成増一丁目10番15号
<交 通>
東京メトロ有楽町線・副都心線「地下鉄成増」駅徒歩5分、東武東上線「成増」駅徒歩7分

Refio成増公式サイトはこちら


TMCPプロジェクト全体イメージパース(夜景)

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関西圏や東海圏、首都圏だけでなく
博多や海外でも事業を展開。

近鉄不動産は、海外で初めてとなる分譲住宅開発事業をベトナム・ハノイで進めており、今後、近隣のASEAN諸国などで市場調査を行い、海外事業を本格的に展開していきます。また、国内でも福岡市の博多駅筑紫口駅前に、上質な都市型ホテルを中心とした新たなランドマークとなる「(仮称)近鉄博多ビル」を建設。国内・海外のいろんなところで事業を行っていることを聞いたあべのべあは、驚いた様子です。

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近鉄不動産初の海外での分譲住宅開発事業

TMCPプロジェクト全体イメージパース

位置図

高層棟・低層棟イメージパース

三菱商事とベトナムの大手不動産デベロッパー・Bitexco社が、ハノイで進めている分譲住宅開発事業に参画。三菱商事が設立した本件事業用投資会社に、近鉄不動産と関電不動産開発が出資することになり、近鉄不動産初の海外での分譲住宅開発事業が始まりました。
ハノイ中心部から南西約8kmの場所にあるホアンマイ区などで、Bitexco社が進める住宅、商業、オフィス、学校、スポーツ施設などの大規模複合開発事業「The Manor Central Park(TMCP)プロジェクト」のうち、第一期計画となる低層棟240戸、高層棟2棟874戸を供給します。

※TMCPプロジェクト
計画面積は90haにわたり、政府が一体整備を計画している公園の面積100haを加えると、ハノイ最大の不動産事業に。分譲住宅開発は低層棟約1,000戸、高層棟17棟・約7,700戸と最大規模の計画となっています。

博多駅筑紫口駅前に、新たなランドマークとなる「(仮称)近鉄博多ビル」を建設

外観イメージ

ビルの構成(概略)

近鉄不動産と近鉄・都ホテルズが福岡市博多区の博多都ホテルの建て替えを進めており、「(仮称)近鉄博多ビル」の新築工事に着手。2019年秋の開業を予定しています。福岡市が掲げるアジアの交流拠点都市づくりにも貢献する、博多駅筑紫口駅前の新たなランドマークとして、海外からも注目を集めるビルを目指しています。ビルの地下1階は地下鉄コンコースに直結し、2階までが商業施設に、3階からは約200室を備えた「(仮称)博多都ホテル」となり、最上階にはレストランや屋外温泉スパなどが備えられる予定です。

滝・緑化イメージ

外観イメージ(低層階)

滝・緑化イメージ

外観イメージ(低層階)

ビルの外観コンセプトは「緑と水と光のビル」。空に近い上層階に緑と水を立体的に配し、壁面や最上階に水が流れ落ちる滝や緑を設置。筑紫口駅前広場から見えやすい北西コーナー部から自然が染み出すようなインパクトのある外観デザインを採用します。また、1階には賑わいを生み出すような店舗を、2階には九州の食材が愉しめる高級飲食店の誘致を予定しています。