再整備事業によって美しく便利に生まれ変わった「姫路」駅前、歴史と文化が愉しめるスポットがそろう「姫路城」周辺。その中間には、ずらりと多彩なお店が集う賑やかな商店街も。日本初の世界文化遺産「姫路城」に抱かれた街は、3つのゾーンで休日を満喫できます。
甘音屋 姫路駅北店
folk
アクセスマップ
「姫路」駅は、JRと山陽電鉄に加え、山陽新幹線も利用でき、播磨地方屈指のターミナル駅です。 JR神戸線の新快速利用で「三ノ宮」駅へ39分、「大阪」駅へ61分でアクセスでき、「姫路」駅始発の新快速もあり、通勤やお出かけも快適。また、新幹線利用(のぞみ)なら「新大阪」駅へ29分と出張にも便利です。
JR「姫路」駅
キャッスルビュー(展望デッキ)
50万人以上が暮らす中核市「姫路市」の玄関口であり、世界文化遺産「姫路城」を擁する街として賑わう姫路駅周辺。2022年には、姫路駅周辺整備事業「キャスティ21」による主要な施設の整備が完了し、美しく生まれ変わりました。鉄道の高架化をはじめ、交流広場や歩行者デッキが整備され、街が美しく快適になっただけでなく、ホテルや商業施設、兵庫県立はりま姫路総合医療センター、アクリエひめじ(姫路市文化コンベンションセンター)が次々と誕生し、多様な機能を持つ駅前エリアとなりました。
姫路駅からキャスティウォークでつながる複合商業施設。スーパーマーケットやクリニック、インテリアやシューズ、ファッションの量販店、さらには映画館と多彩な店舗がそろっています。
ピオレ1とFESTAの間に広がる駅前広場。「城を望み、時を感じ人が交流するおもてなし広場」というデザインコンセプトのもと、国内最大級の駅前広場が整備されました。
播磨地方の中心都市で、世界遺産を有する観光地でもある姫路駅周辺。多くの人で賑わうこの街の中で、姫路駅と姫路城の間は散策するのが楽しいエリアです。駅からお城へ続くメインストリート「大手前通り」を中心に、昔ながらの雰囲気を残す商店街が網の目に広がり、路地を歩けば素敵なカフェやショップが点在。美しく整備された駅前や歴史・文化の薫り漂うお城周辺とはまた一味異なる楽しさがあります。
道幅がゆったりとした「みゆき通り商店街」や、カフェやダイニングなど若い世代のお店がそろう「おみぞ筋商店街」など、姫路駅周辺には15もの商店街があり、600店舗以上も軒を連ねています。商店街同士がアーケードで繋がっているところも多く、雨の日でも快適に散策できます。
キッチンしまだ
大阪・心斎橋の老舗「レストラン乃呂」で修業を積んだ店主の嶋田さんが地元の姫路でオープンしたお店。創業より継ぎ足す手間暇かけた特製デミグラスソースは、野菜や牛すじなどを約1ヶ月間煮込んだコク深い味わいが自慢。ポーク、タン、テール、ビーフといった種類豊富なシチューにたっぷりと使われています。柳川鍋で提供されるハンバーグも人気で、デミグラスソースに酸味あるトマトソースをブレンドした爽やかな口当たり。シェフが目の前でソースをかけて仕上げてくれます。本格コースのほかに手軽なアラカルトも揃うディナーは、ワインとのマリアージュも楽しみ。城下町に溶け込む落ち着いた外観と、姫路城の石垣や鉄砲窓をイメージした内装も魅力です。
兵庫県姫路市元塩町97
Tel 079-288-1139
[時]11:30〜14:30(13:30LO)※ランチの予約は11:30〜/13:00〜の二部制、17:30〜22:00(21:00LO)
[休]不定休(HPの営業カレンダー参照)
[料]ハンバーグランチセット1,760円、ランチコース3,300円、洋食コース4,620円~(ディナー)
Coffee Shop 5W2H(ゴダブルニエイチ)
城下町の風情が残る中ノ門筋沿いに立つこちらは、創業より約20年地元で愛されるカフェ「チャルマ」の2号店として2023年にオープン。昭和30年代に建てられた家屋を改装した木の温もりある空間で、香り豊かな自家焙煎コーヒーを味わうことができます。コーヒーは生豆から仕入れ、それぞれの豆の魅力を引き出す方法で焙煎したシングルオリジンを常時4種ほど提供。イタリア「ラ・マルゾッコ」のエスプレッソマシンで抽出するカフェラテのほか、ブレンドティーや自家製クラフトコーラなども。季節替わりのチーズケーキやプリン、タルトといったコーヒーに合う自家製スイーツも評判です。ヴィンテージ家具に囲まれ、時を忘れてゆっくりとくつろげます。
兵庫県姫路市本町80
Tel 080-8706-8441
[時]12:00~19:00
[休]火曜
[料]ドリップコーヒー550円、チーズケーキ・プリン・タルト各550円
甘音屋(あまねや) 姫路駅北店
スタイリッシュで素敵な店構えのこちらは、地元の老舗百貨店でバイヤーを務めた店主による創作和菓子のお店です。ショーケースには、季節替わりの商品を含む約20種のお菓子がかわいらしく並び、店員さんの丁寧な説明のもと商品を選ぶことができます。地元にちなんだお菓子も多く、姫路城で暮らした千姫の硯をモチーフにした最中「硯音(すずりね)」、軍師・黒田官兵衛と竹中半兵衛それぞれのゆかりの地にちなんだ食材のコラボレーションあんぱん「二兵衛(にへえ)」など、歴史好きの心をくすぐるストーリー性ある商品が魅力です。レモン、フランボワーズ、ブルーベリーなど洋素材を取り入れた色とりどりの「笑美玉(えみだま)」や、フルーツ大福をはじめとした季節替わりの生菓子も手土産に喜ばれています。
兵庫県姫路市白銀町37
Tel 079-284-0130
[時]9:00~17:00(土日祝は10:00~)
[休]無休
[料]硯音 4個入り1,512円、笑美玉1個162円、味感(みかん大福)1個324円
folk
大手前通りより一本西に入った筋に面した落ち着いた佇まい。ほどよい広さの店内には、センスのよい洋服や靴、バッグ、アクセサリー、食器、食品加工品など、国内外から厳選した多ジャンルの商品が並びます。お店を営むのは、姫路出身の髙原英樹さん・美和さん夫妻。「前職であるアパレルや地域創生の仕事で培った経験や繋がりを活かし、私たち自身が心地よいと感じるものや、ご縁で出会った作り手のものをセレクトしています」と髙原さん夫妻。レディース、メンズ、キッズと揃うアパレル商品から、宍粟市「波賀焼」の陶器や丹波篠山市「居七十七」の木工品、小野市「TAjiKA」の鋏といった兵庫県内の手仕事品まで。暮らしを彩る素敵な品揃えに、つい長居してしまいそうです。
兵庫県姫路市本町133
Tel 079-284-6710
[時]11:00〜18:00
[休]火曜
[料]波賀焼マグカップ2,310円、homspunカットソー7,150円、RECTANGLEカゴバッグ9,900円
Bakery 燈 Lamp(ベーカリー ランプ)
姫路城の南側、趣ある路地を歩けば焼きたてパンの香りがふわり。吸い込まれるように入店した先には、店名でもあるランプの光に包まれた空間に所狭しとパンが並びます。天然酵母+北海道産小麦粉はるゆたかを使用したベーグルを筆頭に、惣菜系や菓子パン、午後にはハード系など次々と焼き上がるパンは、ベーグルだけでも約30種、トータル約100種ととにかく種類豊富です。中でも人気なのが、店主・川原さんがアメリカで出会った本場の味を再現したグルメバーガー。肉の食感や旨味が噛むほどに際立つ、粗挽き牛肉100%のパティは食べ応え抜群で、生地を一晩寝かせてから焼き上げたふかふかのバンズも脇役にとどまらず絶品です。隠れ家のようにくつろげるカフェスペースも併設されています。
兵庫県姫路市本町68 平和不動産ビル1階西
Tel 079-284-9775
[時]10:00〜19:00(日祝〜18:00)
[休]月・第2火曜(祝日は営業)
[料]ベーグル(プレーン)260円、国産小麦 石臼挽小麦のバゲット360円、ハンバーガー920円
姫路駅前や商店街とは打って変わって、穏やかな時間が流れる姫路城周辺。四季折々の景色が堪能できる日本庭園のほかに、動物園や美術館、歴史博物館もそろい、歴史・文化が愉しめるエリアです。
平成5年、奈良の法隆寺と共に日本初の世界文化遺産に。慶長14年(1609年)に建てられた美しい大天守の姿が現在でも見られ、シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」とも呼ばれています。
「お城の動物園」として長く親しまれている動物園です。キリン、カバ、クマなど約30種のほ乳類をはじめ、鳥類やは虫類も飼育。昭和レトロな趣が残る観覧車やモノレールなどの遊戯施設もあります。
姫路城を背にした赤レンガの建物が印象的。モネやマティス、デルヴォーなど海外作家の名作をはじめ、刀剣、日本画なども収蔵されているほか、さまざまな企画展やアートプロジェクトを楽しむことができます。
建物は丹下健三氏が基本設計を行い、ティーラウンジのガラス面には天守の美しい姿が。館内の常設展示では、兵庫県の歴史を学ぶことができるほか、姫路城をはじめ日本の城に関するさまざまなトピックスも紹介。
美しく快適な駅前空間が整備され、多彩な商業施設がそろう姫路駅周辺。商店街をはじめ、数え切れないほどのお店が点在し、姫路駅西南には「イオンタウン姫路」も。日常のお買い物が便利なエリアです。
また、お城周辺には、小中一貫教育推進モデル校「白鷺小中学校」などの教育機関も点在。「兵庫県立はりま姫路総合医療センター」といった医療機関が整っており、地図を見ながら散策すると究極のコンパクトシティでは?と思わせるほど、生活施設の充実ぶりが実感できます。
※掲載の各店舗では営業時間等を変更している場合があります。詳細は各店舗の公式サイト等をご確認ください。