Nara

甲斐みのりさんに奈良のおすすめスポットをお聞きしました!

日本の歴史・文化が楽しめる「奈良」。有名な観光名所だけでなく、多彩な楽しみがあふれるエリアです。今回は、文筆家の甲斐みのりさんにおすすめのスポットやお店をお聞きしました!

文筆家 甲斐みのりさん

静岡県生まれ。日本文藝家協会会員。
旅や散歩、お菓子、地元パン、手みやげ、クラシックホテルや建築、雑貨などをテーマにした本を40冊以上も出版。学生時代に関西で過ごし、2009年に『甲斐みのりの旅のしおり奈良』を刊行するなど、奈良にも精通している。

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名建築で贅沢なひとときを

奈良ホテル外観

本館ロビー 桜の間

パティシエ特製ケーキ

ショップグッズ

奈良ホテル外観

本館ロビー 桜の間

パティシエ特製ケーキ

ショップグッズ

奈良ホテル

日本を代表するクラシックホテルで、明治42(1909)年に関西の迎賓館として奈良公園内に創業しました。雅やかな大和の景色になじむ瓦葺き屋根の本館を手がけたのは、東京駅の設計でも知られる辰野金吾氏。絢爛な桃山風の設えに、西洋風の調度品を配した和洋折衷の内装が見事。宿泊せずとも、メインダイニングルーム「三笠」での食事や、ティーラウンジでパティシエ特製のケーキやコーヒーを味わえます。ホテルショップに並ぶオリジナルのおみやげも愛らしいものばかり。

編集部メモ

建築好きなら一度は宿泊してみたい本館の客室。クラシカルな雰囲気と優雅な調度品の数々が愉しめます。国内外の要人や著名人に愛され続けるメインダイニングルーム「三笠」での贅沢な朝食もぜひ。奈良の旅に彩りを添えてくれるはず。

奈良市高畑町1096
Tel 0570-66-6088(ナビダイヤル)

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風情ある“ならまち”でいただく職人の味

奈良町豆腐庵こんどう外観

湯豆腐

坪庭

店内風景

奈良町豆腐庵こんどう外観

湯豆腐

坪庭

店内風景

奈良町豆腐庵こんどう

昭和25(1950)年から続く老舗、「近藤⾖腐店」が営む豆腐料理店。世界遺産「元興寺」の旧境内にあたる風情ある町並み「ならまち」の中に位置しています。登録有形文化財に指定されている築180年の町家を利用した店舗では、坪庭を眺めながらランチをいただける席も。おぼろ豆腐、湯豆腐、田楽、湯葉、おから……。国産大豆100%を使って大豆本来の風味を活かし、口溶けがよく、体に優しい豆腐料理が旅の途中の疲れた体に染み入ります。土日祝日は予約制でディナー営業もしています。

編集部メモ

⼤⾖本来の美味しさを最⼤限に引き出す昔ながらの製法にこだわる、こちらのお⾖腐は必食です。写真の「奈良町ランチ」(2,600円)は、⾖腐そのものの味わいにこだわった多彩な料理がたっぷりと堪能できます。

奈良市⻄新屋町44
Tel 0742-26-4694

[時]11:00〜15:00
ディナー土日祝のみ予約制17:00〜21:00

[休]不定休

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個性あふれるカフェで
愛らしいメニューを堪能

空のクリームソーダ

空の上や雲の中をイメージした店内

クリームソーダ あおぞら

空の上や雲の中をイメージした店内

オテンキパーラー

「変なホテル奈良」の1階にある、コンセプチュアルなカフェ。「雲のプリン」や空をイメージした「クリームソーダ」など、“お天気”をモチーフにしたメニューは、愛らしくて詩的。クリームソーダは、「あおぞら」「ゆうぞら」「ほしぞら」と、数種類の中から選べるのも嬉しい。それから、「ナポリタン」のように昔ながらの喫茶店の定番メニューも人気。空、雲、傘、水たまり、気象観測計などをデザインした、内装や備品類にも注目を。奈良みやげとして人気のレモンケーキ「週末シトロン」も購入できます。

編集部メモ

奈良といえば「かき氷」が有名で、こちらのかき氷はお天気をモチーフにしたフォトジェニックな一品。写真の「雨 ‒ AME ‒」(1,100円)は、爽やかなブルーに、カラフルな傘を思わせる色使いが個性的。

奈良市高天町46-1 変なホテル1F
Tel 0742-23-0723

[時]7:00~17:00(16:30LO)

[休]無休

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美味しくて可愛いおみやげを

野守の鏡

神鹿

鹿らくがん

店内風景

野守の鏡

神鹿

鹿らくがん

千代乃舎竹村外観

千代乃舎竹村

創業は元禄14(1701)年、奈良市内で最も歴史のある和菓子店。春日大社、東大寺、唐招提寺、西大寺、法隆寺、中宮寺と名だたる社寺の御用達。「火打焼」「青丹よし」など、古くから知られる奈良銘菓を作り続けてきました。「奈良饅頭」「野守の鏡」「鹿らくがん」「神鹿」と、奈良の鹿をモチーフにしたお菓子も豊富で、おみやげを選ぶのも楽しいです。なんと包み紙にも鹿が描かれています。店の近くには、室町時代に中国から饅頭を伝えた林浄因を祀る漢國神社があり、毎年4月に「饅頭祭」が開催されます。

編集部メモ

可愛らしいお菓子のほかに人気なのが、奈良の名所「猿沢池」の月をモチーフにした「さるさわの月」(1個195円)。クッキー生地でやわらかく包み込まれた白あんは、バターと卵がたっぷり入り、やみつきになる味わいです。

奈良市東向南町22番地
Tel 0742-22-2325

[時]10:00〜17:00

[休]木曜

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暮らしに寄り添う
手仕事に出逢う

店内風景

お庭と建物

店内風景

お庭と建物

空櫁(そらみつ)

かつて志賀直哉が居を構え、作家や芸術家が集ったのどかな高畑地区。築90年を超える古民家に、オーナーの五井あすかさんが選ぶ、暮らしに寄り添う手仕事の道具類が並んでいます。それらを五井さんは「日本で作られた志のある道具(モノ)」と呼んでいます。器、台所や掃除道具、奈良のお茶……。どれもが自分の住まいに持ち帰ったとき、日常がより豊かに、楽しく感じるものばかり。定期的に展示会やイベントも開催されています。ときどき庭には、鹿も遊びにやってきます。

編集部メモ

元デザイナーの五井さんが見た目の美しさだけでなく、使い心地のよさや背景にある作り手の想いに共感を覚えたものをセレクト。素敵な作家さんの個展も要チェックです。

奈良市高畑町1445-1
Tel 080-6138-2957

[時]12:00〜18:00(11月から3月は17時まで)

[休]不定休 ※営業日は公式サイトを要確認

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隠れた憩いの場!若草山山頂

奈良公園を訪れたとき視界に飛び込んでくるのが、春日大社の後方にある芝生に覆われた標高342メートルの美しい山。三つのなだらかな山が折り重なってるような形状から三笠山とも呼ばれ、百人一首にも登場します。広く知られていませんが、南北二箇所の山麓にあるゲートから入山し、平均30〜40分かけて登ることができるのです。鶯塚古墳がある山頂からの眺めは、東大寺や興福寺など奈良らしい景色。気候がよい晴れた日に登ってみると気持ちいいですよ。


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近鉄 観光特急「あをによし」

2022年4月に運行を開始した「あをによし」は、大阪〜奈良〜京都の三都を乗り換えなしで結ぶ観光特急です。大きな窓に、ゆったりとくつろげる座席配置、豪華な内装、特注のシート。贅沢な移動時間を手軽な料金で満喫できます。その魅力をたっぷりご紹介。

一度は乗っておきたい近鉄 観光特急「あをによし」

ならまち巡り

関西屈指の観光エリアでもある近鉄「近鉄奈良」駅周辺は、カフェや雑貨などのお店巡りが楽しめることでも知られています。中でも、「ならまち」の路地裏には素敵なお店がそこかしこに。路地裏さんぽを楽しんでみましょう。

ならまち巡り〜暮らし彩るお店がずらり〜

奈良のローレルシリーズ

ローレルコート奈良三条宮前町

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モデルルームレポート vol.45 ローレルコート奈良三条宮前町

ローレルコート橿原神宮ザ・レジデンス

近鉄「橿原神宮前」駅より徒歩4分。橿原神宮参道沿いの三方道路角地に誕生し、モダンなフォルムに和の意匠を取り入れた気品あるデザインと先進の設備や使い勝手のよい収納なども採用。

モデルルームレポート vol.46 ローレルコート橿原神宮ザ・レジデンス


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