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〜古都での暮らしを満喫〜
2026.04.24 公開
kyoto
さまざまなショップやギャラリーが集う京都。その中でも、毎日をより心地よくしてくれる暮らしの道具や、豊かな日常を演出してくれる工藝品に出逢えるショップをご案内します。

JR二条駅から徒歩5分、二条城にほど近い路地裏に佇む日用品のショップ。台所用品を中心に、シンプルで機能的な暮らしの道具がセレクトされています。子どもの頃からインテリアに関心があったという店主の橋本さんが、実際にご自身の生活で試して、使用感やデザインのよいものを選りすぐっています。特定のブランドやメーカーの商品に偏ることなくセレクトされていながら、デザインのトーンに統一感があるため、こちらで日用品をそろえると美しい生活空間が叶えられそうです。


「生活用品は雑多になりがちなので、静かな佇まいで生活空間の背景になるようなデザインを選んでいます。また、使いやすくてデザインもいいけど、洗うのが大変…といった違和感や引っかかりのない日用品を生活者として探し、試行錯誤の末にたどり着いたものをお店でご紹介しています」と話す橋本さん。その使用感を綴ったカードが各商品に添えられ、店内の一角には小さなシンクが置かれ、実際に試すこともできます。


まずは、橋本さんが特におすすめするキッチン用品をご紹介。さまざまなトングを試してようやく見つけたというこちらの「フラットトング」は、特許を取得したバネ機構を持ち、あまり力をかけずともしっかりと物を掴める優れもの。洗いやすい形状もうれしいポイントです。また、フランス製の「基本のソムリエナイフ」は、初心者でも使いやすい上に、シンプルでコンパクトな収納しやすいデザインも魅力。
フラットトング (S) 880円・(M) 990円・(L) 1,210円/基本のソムリエナイフ ブラック 8,800円・シルバー 7,700円


美しく経年変化も楽しめる「銅の片口」と「銅のボウル」。スタイリッシュな雰囲気ながら、厚さ1mm以下の薄い銅板を木型に当てて成形するため、うっすらと木目が見え、自然のゆらぎも感じられます。また、現代の民族服を提案するブランド「MITTAN」の布も橋本さんのイチオシ。服作りで生じた再利用しづらい小さな絹の端切れを丁寧に縫い合わせ、味わい深い質感でインテリアにも活躍しそう。
銅の片口 3,300円〜・銅のボウル 3,350円〜/ MITTANの布 3,960円


お掃除道具のおすすめは「棕櫚(しゅろ)の子箒」と「黒塗りはりみ」。どちらも軽く、ちょっとしたお掃除に重宝するアイテムです。棕櫚の毛先はとても細く、フローリングや畳も傷めない優しい掃き心地。柄は焼檜(やきひのき)が用いられ、棕櫚とワントーンにまとまった見た目も秀逸です。黒塗りはりみとセットでも落ち着いたトーンにまとまり、インテリアとして見えるところに掛けておけます。また、お掃除道具で便利なのが「ロールクリーナー」。粘着部分が床や壁に付かない形状でケースいらず。粘着テープも一般的なサイズで交換にも困りません。
棕櫚の子箒 三玉 焼檜柄 短 5,500円・長 8,800円/黒塗りはりみ 小 3,850円・大 4,400円/ロールクリーナー 2,200円

錦市場の一本北の筋、蛸薬師通沿いにある「KYO AMAHARE」。築130年の京町家を新旧のコントラストを意識しながら改装し、陶磁器やガラス、漆、和紙、木工などさまざまな作家の作品を紹介しています。美しい工藝やアートのひとつひとつに心引き込まれるだけでなく、京町家の風情を残しながら現代的な空間へと昇華させた店内の設えやお庭も必見。茶房「居雨/KYO」も併設され、ゆったりとその世界観に浸ることができます。


「雨の日も晴れの日も心からくつろげる暮らし」をコンセプトに掲げ、東京・白金台で器などを取り扱う雨晴(AMAHARE)が2023年にオープン。帆布を扱う広々とした商家が改装され、和紙作家ハタノワタルさん率いる紙漉キハタノによる和紙の階段や、風情豊かな3つの庭など、京都や日本の美意識を改めて実感できる空間です。暮らしに心地よく寄り添う美しい工藝品とゆったり向き合える。そんな贅沢な時間が流れています。


紙漉キハタノによる和紙の敷板。茶房「居雨」では菓子器としても使われ、手触りのよい質感です。茶房がある蔵の扉の意匠から着想したというデザインが愛らしく、インテリアなどにも活用できそう。また、木工の味わい深い器はShimoo Designのもの。「潔く合理的で美しい道具」をコンセプトに掲げている通り、美しい木目を活かした静かな佇まいが印象的。
紙漉キハタノ×雨晴 敷板 7,150円/ Shimoo Design 浮様リム皿 280 鼠 20,350円


まるで金属のような大皿は、漆でつくられたもの。乾漆と呼ばれる布と漆を用いて造形する安西 淳さんの作品で、気の遠くなるような工程を積み重ねることで生まれた繊細で奥行きのある佇まい。独特な表情で趣のあるガラスのボウルは、辻野 剛さん率いるfrescoの作品です。写真は細やかなグラデーションが美しいAMEと、森の中に広がる深いグレーの霞をイメージしたKURO。
安西 淳 大皿 加飾 165,000円/fresco kasumi bowl(SS)9,350円・(S)10,450円


おもてなしや心和む時間を演出する茶器。洗練された雰囲気を持ちつつ、乳白色やグレーの温かみのある色合いの組み合わせは、吉田 直嗣さんの作品です。磁器ならではの口元をシャープに仕上げた汲み出しの口当たりのよさも特徴的。また、独自のグラデーションが印象的な茶碗は安藤 由香さん、漆の茶入は安西 淳さんの作品。異なる作家の作品を組み合わせても、しっくりまとまるのがKYO AMAHAREのセレクトの魅力です。
吉田 直嗣 茶壺 33,000円・汲み出し 4,400円・8寸皿 19,800円/安藤 由香 茶碗 44,000円・安西 淳 茶入 66,000円




京都の老舗紙器メーカーによる世界初の貼箱専門店。暮らしの道具として使いながら、インテリアのアクセントにもなる品々が所狭しと並びます。紙のデザインは100種以上をそろえ、国内外のさまざまなアーティストともコラボ。お土産にも人気のトレイやフォトスタンド、ジュエリーボックスは種類やサイズも豊富です。さらに、月替わりの限定商品などバラエティに富んだ商品も販売されています。また、ボックスづくりなどのワークショップも開催。

京都にある「冬夏 tearoom toka」のオーナーに無農薬無化学肥料でつくられた日本茶の魅力、お茶をより美味しく味わう秘けつをお聞きしました。